色々ログ1(季節ネタ編)


  1. 『ぬふぁ――ん』は言葉責めになり得るのか?(最終鬼畜ver/笑) – 「ぬふぁーん」で羞恥プレイをしてみたかった(3月のシークレット)
  2. 08'エイプリルフール「問題勃発編」 –  嘘として軸のぶれた男女逆転ネタ。弥子版
  3. 08'エイプリルフール「種明かし編」 – 嘘として(略)のオチ。
  4. バレンタインに遅刻 – 某様宅でチャットに混ぜて頂いた折に。

今回は季節ネタの詰め合わせ。
見つけた順、思い出した順で補完して行っています。

『ぬふぁ――ん』は言葉責めになり得るのか?(最終鬼畜ver/笑)

「で、結局あの石垣という刑事はどんな状態になったのだ? もっと詳しく話してみろ」
「え……? だから、急にエネルギッシュになって……」
「なって?」
「……ぁ――ん、って」
「……聞こえんな。コチラに聞こえるように、もっと大きな声で言ってみろ」
「ッ……」
「どうした? 詳しい話を聞かない事には、我が輩も真実を話しようがないぞ?」
「う……」
「で、エネルギッシュになって、その後どうなったのだ?」
「え、エネルギッシュになって、『ぬふぁ――ん』ってなったの!!」
「そうか、『ぬふぁ――ん』か」
「う、うん……『ぬふぁ――ん』って……」

---- 公衆の面前で『ぬふぁーん』連呼は(/ω\)ハズカシーィと思ったが、案外そうでもなかったぜ!
date:2008.02.29

08'エイプリルフール「問題勃発編」

うん……と。自分でも嘘みたいな話だとは思うけどさ。
今朝起きたら、何故か私は男の子になっていた。

何で起きがけ一発で分かったかっていうのは……お願いだから、聞かないで欲しい。
仮にも女の子の口からは言えない事ってのは、世の中以外と多いのだ。
……まぁ、そんな事お構いなしに言わせる魔人も約1名ほどいるけどさっ!

「な……なんで……っ!」

驚きでガバリと起き上がり、咄嗟に漏れた声も、寝起きのソレとは違う掠れ方をしていて、思わず片手で喉を押さえた。 掛けていたタオルケットを握りしめ、ベッドに半身を起こした姿勢のまま固まって、混乱し、呆然としている私の横で目覚まし代わりの携帯が鳴った。

着信を知らせる短いメロディはネウロ用に設定している曲で、しかし、そのことを混乱した頭が認識した瞬間にはもう、私は携帯を取り上げて画面を開いていた。

いつもより少しだけ大きめになって、なけなしの柔らかさがなくなった様子の指にぎこちなく掴まれて。
手の中にある画面には、メールの着信を報せる文字。

こうして何も考えずに携帯を手にしたのはきっと、確信があったからだ。
 私にこんな手の込んだイタズラ(にしてはタチが悪いにも程が有るけどっ!)をしてくるのはネウロしかいないということ。
それに、こ−いう……非常事態? に頼れる人間は、悔しいことに私には、こいつしかいないのだ。

鬼が出るか蛇が出るか……。
ごくりと唾を飲み、震える指先でボタンを操作してメールを開く。

『早く事務所へ来なさい、5分以内に』

しかし、表示されたメールの文面は、そんな私の確信を簡単に覆し、どころか目の前を真っ黒に塗り潰すくらいに破壊力のあるものだった。

「あ……、あんたもかよっ!?」

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午後になってから参戦したエイプリルフール。
原文から多少はマイルドにしたのだけど、やはし気持ち悪いかなぁ。

date:2008.04.01

08'エイプリルフール「種明かし編」

ネ「……という、壮大な嘘八百だった訳なのだが」
弥「壮大にも程があるってば!! あー焦った……」
ネ「しかし……」

ジリッ…。
弥「な、なによ……?」
ネ「いや……男でも女でも貴様は変わらぬなぁと、一種の感慨を……」
弥「さりげに触ってんじゃねぇー! はふっ! ふにふに、すんな…っ」
date:2008.04.01

バレンタインに遅刻

「あれー? たんていさんたち、こんな所であうなんて奇遇だねー!」
「あぁ、睦月ちゃん! 本当に奇遇だね、どうしたの?」
「おじいちゃんにチョコをあげに来たんだよー! たんていさんは?」
「うーん……私も似たようなモンかな?」
「そーなんだ!」
「でも以外だなー。あれだけ大きい会社の社長さんだったら、もっと大きな霊園だったりすると思ってたよ」
「うーん、生きてるころには『夢の国の床に埋まりたい』なんて言ったけど、だめになったんだって―」
「そりゃあねぇ……」
「んー……毎年ねー、おじいちゃんのだけ手作りしてたんだよー。だから、渡すのはいつも15日だったんだ」
「そうなんだ……。でも、睦月ちゃんは偉いね! ちゃんと、こうして会いに来ることが出来て……」
「あれ? たんていさんは、偉くないの?」
「……私は、去年のバレンタインデーに、ここに来れなかったんだ。……お葬式の時しか、行かなかった」
「えー、なんで?」
「きっと、怖かったんだと思う。……だって、ここにいるっていうことは、他の場所にいないってことでしょ? 部屋にも、家にも……。
「それを理解するのが、怖かったんだと思う……。まぁ、去年の夏ごろになったら、意外と平気になってたんだけどねっ!」
「ふぅん。大人はむずかしいんだねー」
「本当にねー」
「じゃあ、たんていさんは、今年は何で来れたの? もう忘れて、つらくなくなっちゃった?」
「ううん! 平気にはなったけど、忘れてはないよ! ……忘れたくないし、約束しちゃったし」
「やくそく?」
「うん! 私は本当に大人になるまで、何も忘れないことにしたんだ。嫌なコトも、苦しいことも。ね?」
「何だか、わたしと反対だねー」
「え? あぁ、本当だね」
「あ、わたしはここだよー、たんていさんは?」
「うん、私はもう済んだんだ! じゃあここで。ネウロ、私先行ってるね!」
「ハーイ! じゃあね、たんていさん!!」

「ふうー。ねぇ、助手さん」
「はい、何でしょう? 睦月ちゃん」
「たんていさんってば、ほんとうに鈍いんだねー。『一人じゃないから平気』なのにねー」
「……えぇ、先生にも困ったものです」
----------- 遅刻ついでに少し加筆。
date:2008.02.14



Text by 烏(karasu)