ネウヤコ、会話文の小(子)ネタその2


*完全なるパラレルで、二人に娘(名前:翅那【シナ】/見事なまでにオリキャラ)がいる設定。

  1. 授乳の話 – 乳児の性質について二人で色々
  2. 「高い高い」によくある事 – この辺から生まれた、父子の軋轢らしきもの
  3. 対立フラグ – 二人はライバル
  4. 母と娘の関係 – 困った母子
  5. *以下2つ(「父と娘」「家族」)は、長いので別コーナーに単発として。

総括:過去最高に恥ずかしいパラレル集その2。やはり楽しかったので、私ハマンゾクダ。

授乳の話


弥「いい? こうやって仰向けに抱っこして、銜えやすいように軽く口唇に押し付けてあげるのよ。すると――」
翅「う…んっ、んく、んくっ……」
ネ「おぉ! 随分と必死に飲む物だな。流石貴様の子だな。いや――貴様の食欲が乳飲み子並なのか……」
弥「……血の事言い出したら、あんたの影響も多大にあると思うんだけど――まぁいいや。

とにかく、翅那のこと頼んだよ! 私、今のうちに洗濯終わらせてくるから!!」
翅「うむ、任せておけ!」
弥「(……不安だ。これでもかって位に不安だ…。)出来るだけ早く戻るからね!」

翅「ちう、んくっ、んくぅ。くはぁ。………」

ちらり。

ネ「む。何なのだ? いきなり見上げて来て……」
翅「……んくっ、んんくっ。うく。……」

ちらり

ネ「……だから何なのだ。言いたい事が有るならはっきりと――いや、どちらにしろ無理な話か……」
翅「……んんぅ。ん、んくっ……」
ネ「………」
翅「んく、んくっ。……」

チラッ……。

ジッ!

翅「!! うくうぅ……」 ネ「………フッ」
弥「よし、終わった! ありがとネウロ……って、あんたたち、何で授乳しながら睨み合ってるのさ?」
ネ「……うむ、コレが食事の間にいちいち我が輩を見上げて来るのでな、何か言いたい事でもあるのかと、こう、じ―っと……」
翅「……じーっと。プレッシャー与えて睨み付けてた訳ね。はぁ……貸して、ゲップさせるから。

いい? コレは赤ちゃんの性質だから、しようがないの!
理由については、こうして親を覚えてるとか、コミュニケーションの初歩なんだとか、まぁ色々有るみたいたけど……」
翅「うぷ、けふっ。あ−ぅ?」
弥「まぁせめて、目が合ったら、こうして笑い返せば充分じゃないかな? ねー」
翅「ぁ、う。」
ネ「そういうものか?」
弥「そ−ゆ−ものよ。全く……こんな幼いうちから脅して。
翅那が将来、あんたと目を合わせるの嫌がるようになっちゃったらどうするのさ? な―んて……」
ネ「むぅ…………」
弥「ちょっ、何本気で考え込んでんのさ! 冗談だってば……。

あっ、じゃあさ、とりあえず抱っこするだけでいいから! はいっ!」
ネ「こうか?」
翅「ぶ、うぅ―…う、きゃっ、きゃぁ!」
弥「あ、ほら、笑った笑った!」
ネ「………」

むぎゅっ。

翅「くぁ?」


困った、オチがない。
date:2007.11.13

「高い高い」によくある事

ネ「それっ」
翅「キャァ――! あう―……」
ネ「む、もう1回か? ほらっ」
翅「きゃっ、キャァ!」
ネ「フハハ、そらっ」
翅「きゃあぁ――!!」
 

ゴンッ。

……ぱすん。

翅「………」
ネ「……………スマン」
翅「………ぅ」
ネ「――シナ?」
翅「ぅ……え、うええぇぇ――!!」
弥「ちょっ、何か今凄い音がしたんだけど――って、どうしたの? 翅那のこと、そんなぎゅーっと抱き込んで」
ネ「……何でもない」
翅「――っ、あぐ、ふぇぇ。う……」


泣いたことに安心しての「むぎゅー」か、口封じの「むぎゅー」かは読者の判断で。
date:2007.11.13

対立フラグ

翅「ううぁ、あぇ、う―?」
弥「何か、最近話しかけてるような泣き方するようになったよね―。 まぁ、まだ全然分かんないんだけど――」 ネ「ほう、そうなのか。で……おお、成る程!」
弥「あ……分かるんだ。――ったく、赤ん坊の言葉も分かるって、あんたの言語能力、凄いを通り越してもう異常じゃない……?」
翅「うく、う―。あ―ぁー!」
ネ「ほうほう……む。――すまんな、それは出来ない相談というものだ。ほれ、この通りな」
弥「うっ……ちょっ!? 何故いきなり抱き寄せる! ぐっ……苦しい、くるしいってば!!」
翅「うぅぁ―? あ、あああぁぁぁ!!」
弥「そして何で泣くの!? あんた達ってば、一体何の会話をしてるのよ……っ」
date:2007.11.13

母と娘の関係

*いきなし幼児期の話にトぶ。

弥「ふぅ、お買い物、一杯したね―。荷物持ってくれてありがとうね、翅那」
翅「うんっ! だってシナ、かぁさまのおてつだいするおやくそくだもん!!」
弥「うん、いつも凄く助かってるよ。

って、あ! ……しまった。抽選券にあと千円分お買い物が足りてないや……」
翅「えぇっ!!」
弥「あと千円でしょ? ……お弁当なら2個位、ハンバーガーのセットもそんなモンで。

ドーナツなら10個……! よし決まり!」
翅「ドーナツ? ならシナ、かぁさまのおてつだいする! いっぱい、いっぱいするっ!!」
弥「うん、よしよし……じゃあ、早速買いに行こうか!」
翅「うんっ!」

*
店員「……以上10点で、1,050円になります。お持ち帰りでしょうか?」
弥「いえ、全てここで」
翅「ここで!」
店員「!? か、しこまりました……」

*
弥、翅「「いただきます!」」
弥「んくっ、はぁ−。やっぱり身体動かした後に甘い物食べると美味しいね!」
翅「うん……あ! あああぁっ!? それシナがべたかったのにぃ―……」
弥「うえっ? あっ、あぁ……ハイハイ、それじゃあ半分こにしようね―」
翅「うんっ!」
弥「ほらほら、ほっぺたにクリームが。もうっ、食い意地がはってるんだから!
  ……まったく、一体誰に似たんだろ――ってあぁ、両方か……。多分、僅かにネウロ寄りだろうけど……」
翅「? んぐっ。かぁさまなにかいった??」
弥「う、ううん! ドーナツ美味しいね―って!」
翅「うんっ! とぉさまもくればよかったのにね!」
弥「本当にねぇ−。……何でかあいつ、昔からこういう、デパートみたいな所で色々買うのに一緒に行くの嫌がるんだよね―。

服なら服! ……って、予め目的の決まってる時なんかは、呼んでもないのに無理矢理付いて来たりするくせにさ。……あぐ。
あ、この新製品、結構美味しい。お土産に買ってこうか……」
翅「あぁっ! シナも!! シナもたべてみるぅ−っ!!」
弥「ハイハイ。ほら、あ−ん」
翅「あ−、あぐっ!」


ネウロは弥子達の食い意地と大食いショーに巻き込まれたくないらしい。
date:2007.11.13



Text by 烏(karasu)