テーマ:「突撃となりの愉快犯」エイプリルフール編。


  1. お題:「何か1つ、嘘をついて下さい」 –  笹塚さん編/彼なりの冗談らしい。
  2. お題:「何か1つ、嘘をついて下さい」その2  –  匪口さん編/ずっと、セクハラのターン!
  3. お題:「何か1つ、嘘をついて下さい」その3 – ネウロ編/嘘か真かは、魔人のみぞ知る
  4. おまけ:「何か1つ、嘘をつき返してください」 –  ネウロ編続き?/やっと弥子のターン!

総括: 春に脳をやられてたらしい馬鹿ネタ。全体的に甘い。

笹塚さんの場合

弥「という訳で、最初は笹塚さん!! 年の功って事でどうか、凄いのを一つ、お願いします!!」
笹「あ―…ごめん弥子ちゃん、俺はパスで。……正直、そういうめんどいの、あんまり好きじゃねぇんだわ……」
弥「あ…っ、そ、そう…なんですか……?」
笹「うん。 それとさ、こういう意味の分からない企画に巻き込んだり、 わざわざ俺に顔見せに来たりも、あんまししないでくれる? 正直、かなり迷惑でうぜ−から……。 あとは――(中略)」
弥「や…ぱり、ふつ、は、そ……ですよね……っ!」
笹「……ってな感じでいいのかい? 嘘って。 ……弥子ちゃん?」
弥「う……っく、えぐっ……!」
笹「……嘘だってば。それにしても……何も、泣く事無いだろうに……」
弥「えぐっ、だって、だって……っ!」

……目が、本気でした。(弥子談)
date:2007.03.01?

匪口さんの場合

匪「俺さ、ブッちゃけ言うと、桂木の事――大っ嫌いだわ!!(満面の笑み)」
弥「……へぇ−、」
匪「え、何その態度!? もっとテンパるとか、悲しむとか……何か初々しいリアクションって無い訳??」
弥「あ、その……何ていうか……一回極限までのショックを体験すると、あとは大した事なく思えるというか……」
匪「そんな遠い目すんなよ!! ってか、それにしたって笹塚さんへのリアクションとの落差、あり過ぎだろ!?」
弥「……冷たい声色と、無表情のコンボに勝る恐怖なんて…中々無いですからねぇ……。石垣さん、何で生きていられるんだろ……?」
匪「………」

ぺたり
弥「うギャッ!? ちょ、匪口さん! どこ触って……」
匪「……胸とかぶっちゃけ、歳のわりに全然無くて、大嫌いだ!」
弥「……何? その脈絡の無いセクハラと暴言……つっ!?」
匪「髪とかも、猫の毛みたいにふわふわしてて、いい匂いして、めっちゃくちゃ、気持ち悪い!!」
弥「やぁっ、ちょっ、やめて…… わしゃわしゃしないでよっ!!」
匪「……唇とかも、何か、誘ってるとしか思えないほど、すべすべむにむにしてて……」
弥「ギャ―!!」

(つづきはきっと、皆様の心の中に)

date:2007.03.01?

魔人の場合。

弥「あ−、本っ当に酷い目にあった……。 あっ、そだ。以上、桂木弥子がお送りしました!!」
ネ「……我輩には聞かぬのか?」
弥「いや……あんたの場合、存在自体が嘘臭いというか、今更っていうか……」
ネ「やだなぁ、先生ってば! 僕がいつ嘘なんて……」 弥「うん。今おもいっきり付いたよね。いけしゃあしゃあと、一番質の悪い奴を。……じゃ、今度こそ企画終了って事で! って訳で私、疲れたから、もう帰るね」
ネ「……ヤコ」
弥「ん―、なぁに? もう用事は済んだで――」
ネ「愛してるぞ」
弥「!! ……やっばい今、ものすっごい気持ちと気味の悪い幻聴が……本格的に疲れたかな?」
ネ「貴様の事を思う度に胸が高鳴り、その姿が視界に入るとそれだけで我が輩は……」
弥「う……! 嫌いやいやイヤぁ――っ!? 聞きたくないっ!! 嘘だって解ってても気持ち悪い――!!」

耳元で 甘く注ぐは 嫌がらせ (あかね)

date:2007.03.01?

おまけ:やっと弥子のターン!

弥「ネウロ……」
ネ「何だ?」
弥「あの、さ……私さ……あかちゃん、出来たみたい、で……そのぉ…」
ネ「……嘘、だな」
弥「……やっぱ、バレたか。うん、流石にちょっと、程度が低すぎたか…―」
ネ「――魔人というものは基本的に、雌から卵を受け取り雄が子を孕むのだからな……。む、そういえば最近、腹部に違和感を覚えてな……」
弥「うええぇぇ!? う、嘘っ、ウソでしょっ!!」
ネ「勿論だv(にんまり)」

……結局、魔人様が一枚上手でターンエンド。

date:2007.03.01?



Text by 烏(karasu)